子どもの姓で「対立が…」 夫婦別姓、慎重派の議員は

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岡林佐和 明楽麻子
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 閣議決定を控える第5次男女共同参画基本計画をめぐり、自民党内で選択的夫婦別姓制度について、賛成と反対に分かれ、激しい議論が交わされている。党執行部に慎重な対応を求める議員連盟「『絆』を紡ぐ会」の共同代表の一人、山谷えり子・元国家公安委員長に話を聞いた。

 ――選択的夫婦別姓制度の導入の是非をどう考えていますか。

 導入に慎重な立場です。社会の基礎単位は家族だと思っています。選択的夫婦別姓というのは、ようするにファミリーネームの廃止。氏が、個人を意味するものに変化する。家族が、社会の基礎単位ではなくて、個人の寄り集まったものみたいに変化していく可能性は大きいのではないでしょうか。色々なギクシャクも予想される部分もあるし、子供は混乱すると思いますね。

 ――通称使用の拡大を求めていますね。

 通称使用は色んな分野で拡大されています。私自身、マイナンバーカードやパスポートも旧姓を併記していて、不都合なくやっています。一方で、不便を感じているとの声もあるので、見直せるところは見直したらいいんじゃないでしょうか。

離婚のハードルも下がるのでは

 ――同姓も別姓もどちらも選べるとしても、反対なのですか。

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 別姓を選択できる人がいるな…

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