「恐怖の自動販売き」10円入れると…怪しげな駄菓子屋
福冨旅史
千葉県船橋市の住宅街の片隅に、怪しげな駄菓子屋があるという。同市本町5丁目の「リュウ君の店」。どんな人が経営し、何が人を引きつけるのか。記者が訪ねてみた。
JR船橋駅から徒歩5分。駅前の歓楽街を抜けて細い路地を進んだ行き止まりに店はあった。薄汚れた青と黒色の外壁に、トタンでできた軒先。2階には洗濯物が干してある。
薄暗い店内は8畳ほど。昔懐かしいアメやせんべいなど、10円から買える駄菓子が壁際に並べられ、香ばしいにおいが漂う。「ブラックサンダーデストロイ」「水あめ防衛軍」。100円~300円ほどの不気味な名前の一品もあった。
「自動販売き」実は… 粋な店主は、元銀行員
妙なものが目についた。店の奥に、縦横30センチほどの赤いガチャガチャが置いてある。「10円を入れても何も出てこない『恐怖の自動販売き』」。何だろう。
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「10円を入れてもなーんに…
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