ゆとり教育貫いた有馬朗人さん 怖い目をした2つの話題

有料記事

編集委員・氏岡真弓

 原子核物理学者で、東大総長や文部相・科学技術庁長官を務めた有馬朗人(ありまあきと)さんが亡くなったことが7日、わかった。90歳だった。

円周率が3になる」に「がくぜんとした」

 よほど悔しかったに違いない。中央教育審議会の会長、文部相として「ゆとり教育」を進めた有馬さんが、取材のたびに「あれにはがくぜんとしたよ」と繰り返したことがある。大手塾が1999年に出した、「円周率が3になる」という広告だ。

ここから続き

 実際は学習指導要領で「目的…

この記事は有料記事です。残り886文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら