トライアウトに新庄剛志 「視線釘付け」4打席目ヒット

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山口史朗
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 プロ野球の12球団合同トライアウトが7日に行われ、元阪神、日本ハム大リーグでも活躍した新庄剛志(48)がNPB復帰を目指して参加した。

 2006年の引退から14年。新庄がグラウンドに戻ってきた。

 今季限りで各球団から戦力外通告を受けた選手らが、プロの世界での生き残りをかけて挑む合同トライアウト。報道陣に配られた選手一覧の新庄の「アピールポイント」には、こう記されていた。

 「現役引退を表明してから10年以上たつが、野球に対する気持ちは衰えず。プロ野球選手として必要な『オーラ』を出すことを常に考え、視線を釘付けにするプレーを意識」

 背番号1の日本ハムのユニホームを着て、新庄が向かった守備位置は、現役時代の外野ではなく、三塁。これも常に新しいことに挑戦する新庄らしい振る舞いだ。ゴロを捕ると、一塁へ矢のような送球。ほかの受験者からも「おぉ」と小さく声が上がり、早くも「新庄劇場」が幕をあけた。

 トライアウトが行われる球場は一般には非公開だったが、一部情報を聞きつけたファンが球場の外から「つーさーん!」と新庄に声援を送った。

 与えられる打席は4打席。すべて、カウント1―1から始まる。第1打席は広島の平岡敬人と対戦し、初球の143キロを打って二ゴロに倒れた。第2打席は阪神の高野圭佑と対戦し、四球。第3打席は日本ハムの吉田侑樹と対戦し、二ゴロ。そして、第4打席ではヤクルトの日隈ジュリアスから左前安打を放った。守りでは三塁だけでなく、二塁にも入った。

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