被災状況「いち早く」 SNS画像やAIの活用探る

有料記事

藤波優 編集委員・佐々木英輔
[PR]

 災害が起きたとき、どこが特に深刻なのかをつかむことは迅速な対応に欠かせない。SNSに投稿された画像や、過去の被害率のデータを生かし、いち早く地図に落として目に見えるようにする。そんな取り組みが広がっている。

 今年7月に熊本県などで被害が出た豪雨。未明から球磨(くま)川が増水し、人吉市や球磨村が水につかった。その広がりを当日午後にいち早く示したのが、国土地理院浸水推定図だった。

 浸水の深さを青の濃淡で塗り分けている。人吉駅のあたりまで水がかぶり、数メートルに及んだ場所もあることが一目でわかる。元になったのは、一般の人がSNSに投稿した画像だった。

ここから続き

 「使ったのは20~30枚…

この記事は有料記事です。残り1941文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら