災害が起きたとき、どこが特に深刻なのかをつかむことは迅速な対応に欠かせない。SNSに投稿された画像や、過去の被害率のデータを生かし、いち早く地図に落として目に見えるようにする。そんな取り組みが広がっている。
今年7月に熊本県などで被害が出た豪雨。未明から球磨(くま)川が増水し、人吉市や球磨村が水につかった。その広がりを当日午後にいち早く示したのが、国土地理院の浸水推定図だった。
浸水の深さを青の濃淡で塗り分けている。人吉駅のあたりまで水がかぶり、数メートルに及んだ場所もあることが一目でわかる。元になったのは、一般の人がSNSに投稿した画像だった。
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「使ったのは20~30枚…
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