「欧米の10年先」だけど…はやぶさ2と宇宙開発の行方

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石倉徹也
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 小惑星探査機「はやぶさ2」が6年の旅を経て地球に帰還し、小惑星「リュウグウ」の砂を人類に送り届けた。月以外の天体に着陸した探査機が帰還に成功したのは2回連続で、日本はこの分野で強みを確立した。だが、こうした無人探査の予算は、日本の宇宙開発のなかで決して多いとは言えない。

 日本は初代はやぶさで史上初めて小惑星の砂を持ち帰ることに成功した。その分析から、地球の隕石(いんせき)の多くが小惑星から来ていることや、太陽系が生まれたばかりのころの姿が明らかになり、米科学誌サイエンスが特集号を組むほどの科学的成果を上げた。日本はこの分野で「欧米より10年先を行く」とも言われる。

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 だが、日本の宇宙関連予算が…

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