この一戦を最高の舞台に 福岡大サッカー部、控えの奮闘

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藤木健
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 集大成の試合はプレーだけでなく、最高の舞台も作り上げる――。そんな思いで、福岡大サッカー部の学生が今季のリーグ最終戦を盛り上げようとしている。ピッチに立つ選手だけでなく、控え選手たちもコロナ禍の中で奔走している。

 6日に駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)であるサッカーの九州大学1部リーグの福岡大―鹿屋体大戦。福岡大はリーグ首位で勝てば4連覇。一方で鹿屋体大も勝ち点1差の3位につけ、逆転優勝をめざす。まさに最終節の大一番だ。両校はこの対戦を2018年から「九州学生クラシコ」と銘打ってきた。スペインレアル・マドリードバルセロナの名門対決が、「クラシコ」と呼ばれるのをもじった。

 ところが、この試合は同リーグで今季初めて観客を入れて開催するものの、上限は1千人。コロナ再流行の兆しもあって観戦や応援がままならないと懸念されている。そこで、ホームとなる福岡大の部員たちはライブ配信を企画した。「選手にも保護者など応援する方々にとっても、思い出に残るものにしたかった」。企画の中心で動く4年のGK三家本(みかもと)航さん(21)は言う。

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