人生の終わり方、どう選択 医療マンガ大賞が伝えること

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佐藤陽
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 超高齢社会ニッポン、マンガを通じ身近に考えよう――。そんな斬新な企画「医療マンガ大賞」を横浜市が主催している。実際に医療・介護現場であったエピソードをもとにマンガを募集。11月下旬、大賞や入賞計9作品などが発表された。

 昨年に続き2回目の開催。「医療現場での出来事は、医療従事者側と患者側で受け取り方が違うことが少なくない。こうした視点の違いを可視化して、お互いの理解を深めることが一番の目的です」と企画した大山紘平・同市医療政策課担当係長は説明する。

 今年は9~10月にマンガを募り、昨年より23多い78作品が集まった。マンガ家を目指す人だけでなく、医療関係者からの投稿もあったという。

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 応募テーマは、①人生の最終…

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佐藤陽
佐藤陽(さとう・よう)朝日新聞文化くらし報道部・be編集記者
横浜総局時代に、超高齢化の実態や取り組みを描いた「迫る2025ショック」を2年半連載、『日本で老いて死ぬということ』(朝日新聞出版)として出版した。台湾でも翻訳された。自身の心の病をきっかけにメンタルヘルスの取材も続ける。早稲田大学非常勤講師として「産業社会のメンタルヘルス」の講義を担当する。