「大変でしたね」と錦織圭 久々の肉声を記者が読み解く

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編集委員・稲垣康介
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 ファン心理で考えると、心配と安心が交錯するというか、混ざり合った内容だった。男子テニスの錦織圭日清食品)が4日、参加するWOWOWテニスフェスティバル2020の前日記者会見にオンラインで応じた。オフの時の錦織の肉声はリラックス度が増す。質疑応答を振り返りつつ、その言葉の背景などを推し量ってみたい。

 いきなり、ドキッとするというか、やはり、という告白が口をついた。

 「ちょっと肩を痛めて、サーブ系はしばらく休んで、今もほとんど打ててないですけど」。今回一時帰国する前、拠点の米国でのトレーニングについて聞かれ、そう吐露した。全仏オープンなど秋の欧州の大会に参戦中に痛めた右肩がまだ完治していないという。今の状態は「まだ完全ではないですね。リハビリを重点的にやっているので、だいぶ良くなっています。来年には確実に大丈夫だと思います」。少し安心。

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