「機敏に動かれて…」藤井聡太二冠、師弟戦で感じた課題

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佐藤圭司
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 3日に大阪市福島区関西将棋会館で指された第6期叡王(えいおう)戦(不二家主催)の段位別予選八段戦で勝利した高校生棋士、藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=と、師匠の杉本昌隆八段(52)が終局後に取材に応じた。主催の不二家になぞらえて甘い食べ物の話題のときや、対局の際に座る場所(上座か下座)についての質問などでは、藤井二冠も時折笑顔を交えて受け答えしていた。一問一答は次の通り。

【まず、勝った藤井二冠に】

――本局を振り返ると?

 序盤は失敗してしまったかな、というふうに思って指していました。その後、飛車交換になって、形勢は分からなかったですけど、こちらの玉が寄らないようにすれば、と思っていました。

――「序盤の失敗」は、具体的には?

 ▲7八銀と▲3八飛という2手が、▲9八香と上がった方針と合わないので。そのあたり、もう少し、関連のある手を選ばないといけなかった、と。

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――師匠の杉本昌隆八段との公…

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