ののちゃんのDO科学
「服の毛玉はなぜできるの?」
大阪府・西野一花さん(小6)からの質問
ののちゃんのDO科学
ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。<br>science@asahi.com
ののちゃん お気に入りのセーターを毎日着ていたら毛玉がたくさんできちゃった。
藤原先生 あらあら、残念ね。
のの 先生も同じブラウスをよく着ているよね。でも全然、毛玉がないよ。なんでかな。
先生 生地のつくりが違うからよ。ののちゃんのセーターは、編んでつくられたニット製品よね。先生のブラウスの生地は、縦の糸と横の糸が規則正しく交差してつくられている平織りなの。
のの ニットはふわふわで伸び縮みするけど、先生のブラウスはぱりっとして形が崩れないよ。
先生 そうね。生地の特徴は糸を張る強さで変わるの。ニットは、糸で輪をつくりながら編んでいるので、この輪がやわらかい質感を生むのよ。ブラウスなどの平織りの多くは、糸がぴんと張られているから伸び縮みしにくいの。
のの 毛玉とどう関係があるの。
先生 糸というのは、もっと…
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