5Gを阻むのは4G? キラーコンテンツなき「幻滅期」

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井上亮
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 「5G」の普及に携帯各社が力を入れている。しかし、世界有数の優れた「4G」の通信網が広く普及しており、各社は違いを打ち出しにくいというジレンマを抱えている。

 10月末に発売された米アップルの新型「iPhone12」シリーズを購入し、初めて高速移動通信方式「5G」に対応したスマートフォンを持った人も多いだろう。調査会社MM総研によると、iPhoneが出荷台数を押し上げ、2020年度通期ではスマホ市場全体の3割近くが5Gスマホになるという。

 記者もiPhone12を片手に、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの5G通信を体験してみた。通信速度を測定するアプリを使って、東京・銀座付近と新宿駅周辺で試した。ダウンロードが最速だったのは東京都庁近くのドコモで、600Mbps超。同じ場所で4G対応のiPhone7は100Mbps超となり、5Gは4Gより5~6倍速い結果となった。

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 測定地点でばらつきはあるが…

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