遊園地の「変な自転車」一手に500種 王室からも発注

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矢吹孝文
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 2人用から始まり、横に進んだり、お尻でこいだり……。全国の観光地やテーマパークで見かける「おもしろ自転車」。実は、製造する会社は国内に1社しかないという。日本の「変な自転車」を一手に担う企業は、どんな会社なのか。

 温泉で有名な静岡県伊豆市の修善寺駅に近い2階建ての工場が、国内唯一のおもしろ自転車メーカー「オートクラフト・IZU」の作業場だ。敷地内には完成品の自転車や鉄製のフレーム、塗装中の外装などが所狭しと並んでいる。

 黄色い犬の顔がついた自転車を指して「一目で『乗りたい』と思えるようにつくっている」と教えてくれたのは、創業者の高田克伸社長(75)だ。

 動物デザインの自転車は王道のパンダやウサギ、イルカや恐竜などがあり、キュウリやナスといった野菜自転車もある。外見が目を引くものだけでなく、横に進む「カニ走りサイクル」、踏み台で跳ねる「カエルサイクル」など、面白い動きをする自転車も人気だ。

「王室がほしがっている」

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 小さいころから自動車好きだ…

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