フィギュアスケートのシングルからアイスダンスに転向した高橋大輔(関大ク)が、村元哉中(同)とのカップルを組み、11月27、28日に行われたグランプリ(GP)シリーズNHK杯で公式戦デビューを果たした。結果は出場3組中、3位。34歳のチャレンジを日本のアイスダンスの第一人者はどう見たのか。全日本選手権を4度制し、2006年トリノ五輪では日本勢史上最高タイの15位に入った木戸章之さん(45)に聞いた。
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1年弱でよくここまで持ってきた、というのが最初の感想です。はっきり言って、すごい。スピンやリフトでレベルを稼ぐのはやはり難しいもので、普通なら2、3年はかかります。
ただ、本気だと認めるからこそ「チッチッチ、まだまだ」っていう思いも。優勝した小松原美里(倉敷ク)、コレト・ティム組と比べると、「組」というより、全体的に「2人」で滑っている感じがあります。まだ一体感が出せていない。例えばステップシークエンスを見てもらうと分かるんですが、2人がお互いを見ながらやや無理をして合わせにいっています。
2人のスケートがマッチして…
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