toto バスケも対象に 売り上げ期待、八百長心配

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照屋健 松本麻美 野村周平
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 toto(スポーツ振興くじ)が変わりそうだ。サッカーに加えてバスケットボールが新たな対象となり、1試合の結果を予想する「単一くじ」、リーグ戦の優勝などを占う「順位予想くじ」の導入も検討される。

 売り上げは上がるのか?

 八百長対策は?

 あの競技はどうなるの?

 関係者の胸に期待と不安が渦巻く。

 toto法(スポーツ振興投票法)の改正案が衆院本会議で可決され、成立の見通しが高まった。バスケットBリーグを含めた新商品について、スポーツ庁などは早ければ2022年度の導入をめざす。

 ここで、totoの歴史を振り返ってみよう。

 スポーツ振興の切り札なのか。それとも青少年に悪影響を与えるギャンブルか。

 スポーツ界にとって貴重な財源となるtotoの導入が議論された1990年代、政治家や有識者の間で意見は分かれていた。

 法案の国会提出は何度も見送られ、衆院で成立したのは1998年5月のことだった。

 実現を後押ししたのは「ジョホールバルの歓喜」――。

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 当時から法案に関わってきた…

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