脱炭素に大容量蓄電池「ようやく貢献」 日本ガイシ社長

有料記事

聞き手・近藤郷平
[PR]

 菅義偉首相が、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にする目標を打ち出した。「脱炭素」の関連技術を持つ日本ガイシの大島卓社長に展望を聞いた。

 カーボンニュートラルを実現するには、太陽光や風力といった再生可能エネルギーが必要です。ただ、(発電出力が天候に左右されるなど)不安定な電源でもあり、蓄電池が絶対に必要になってきます。

 電気自動車(EV)の普及にも、充電の需要を再エネでまかなうことが欠かせません。こうした世界をめざす上でも、再エネの電気をためておく大容量の蓄電池を社会インフラとして整えなければなりません。

 当社は以前から、大量の電気をためられるNAS(ナトリウム硫黄)電池を手がけてきました。ようやく社会に貢献できる時代が来ていると感じます。他にも、CO2(二酸化炭素)の分離膜など、脱炭素に貢献できる、様々な研究開発を行っています。

ここから続き

 当社は排ガス浄化のセラミッ…

この記事は有料記事です。残り244文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら