都心一等地がリスクになる時代 Jフロント社長の危機感
聞き手・佐藤亜季
百貨店は、コロナ禍によるインバウンド需要の消失と外出自粛で大きな打撃を受けた。ただ、大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJフロントリテイリングの危機感は、それにとどまらない。どういうことなのか、好本達也社長に聞いた。
都心の一等地に店を構えていることがリスクになる時代になったのかもしれません。
特に、大丸東京店や大丸梅田店(大阪市)はJRの東京駅や大阪駅に直結しています。これまでは自分たちで顧客動員策を講じなくても、鉄道が大量動員してくれました。そのかわりに、JR東日本や西日本に高い家賃を払っています。
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ところが今は家賃だけ払って…
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