北京五輪を見すえる若手が対決 フィギュアNHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズNHK杯が27日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕する。男子は羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)が不在の中、17歳の鍵山優真(星槎国際高横浜)と16歳の佐藤駿(フジ・コーポレーション)、今季シニアデビューした2人に注目が集まる。
今季、直接対戦して1勝1敗で迎える3度目の対決だ。10月の関東選手権では、鍵山が非公認ながら、世界歴代5位相当の287・21点で優勝。今月上旬の東日本選手権では佐藤が1位の座を奪った。
ジュニア時代から比較され、「表現力」の鍵山、「ジャンプ」の佐藤と言われてきた。鍵山は曲に合わせて指先や表情まで細やかに演じるのが得意。スケーティングも滑らかで、スピン、ステップでも高得点が見込める。一方の佐藤は高さのあるジャンプが武器だ。今季も3種類の4回転に挑戦。サルコーはNHK杯では回避する予定だが、26日の練習ではルッツとトーループを確かめ、「調子がいい」とうなずいた。
今大会を前に、ともに弱点と…
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