イスラエル首相、極秘裏にサウジへ 飛行機で往復5時間

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エルサレム=高野遼
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 イスラエルのネタニヤフ首相が22日、サウジアラビアを秘密裏に訪問し、ムハンマド皇太子とポンペオ米国務長官と会談したと、複数のイスラエルメディアが報じた。イスラエルとサウジは国交がないが、近く関係正常化に踏み切るかどうかが注目されている。

 イスラエル紙ハアレツなどによると、ネタニヤフ首相は22日夜、サウジ北西部の人工都市「ネオム」を訪問。この日、ムハンマド氏とポンペオ氏もネオムに滞在しており、イスラエル関係者がネタニヤフ氏が2人と会談したことを認めたという。情報機関モサドのコーヘン長官も同席したという。イスラエル首相府はコメントをしていない。ネタニヤフ氏が過去に使用しているビジネスジェット機の飛行記録によれば、同機は22日夜にイスラエルを発ち、紅海沿岸との間を往復して約5時間で帰国している。

 サウジのファイサル外相は23日、「そのような会談はなかった。その場にいたのは米国とサウジの当局者だけだ」と報道を否定するツイートを投稿した。

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