茨城で自動運転バス、全国初の定期運行 人手不足を解消

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鹿野幹男
【動画】「全国初」、自動運転バス定期運行 茨城・境町
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 茨城県境町で26日から、自動運転バスの定期運行が始まる。町がソフトバンクの子会社「BOLDLY(ボードリー)」などと協力してバスを約5年間運行する。同社によると、自治体が自動運転バスを公道で長期にわたって定期運行するのは全国初。バス運転手の人手不足を補い、高齢化が進む地域住民の足の確保を目指す。

 25日は出発式があり、バスは出席者を乗せて町内をゆっくりと走った。乗客の定員は9人。生活に必要な病院やスーパー、郵便局近くのコース(約2・5キロ)を時速約18キロで10分~15分かけて走り、1日8便を予定する。運賃は無料だ。

 町は5億2千万円を投じて3台を導入した。2024年度末までの約5年間、運行する。バスはブレーキやアクセル、ハンドルはなく、全地球測位システム(GPS)や3Dマップで位置を確認しながら自走する。周囲360度をレーザーセンサーで検知し、障害物を確認すると自動停止する仕組み。

 ボードリーが町内に遠隔監視…

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