「精神障害は認められない」 座間の事件、鑑定医が証言

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加藤あず佐 西村奈緒美
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 神奈川県座間市のアパートで2017年、男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人などの罪に問われた白石隆浩被告(30)に対する第21回公判が24日、東京地裁立川支部であった。被告の精神鑑定をした医師が「精神障害は認められない」と証言し、責任能力に問題はないとの認識を示した。幼少期は「虫も殺せない気の小さい子だった」という母親の供述調書も朗読された。

 被告の責任能力は争点の一つで、検察側は「全く問題ない」と主張し、弁護側は「何らかの精神障害がある」と反論している。

 検察側の証人として出廷した医師によると、起訴前の半年間にわたり、面接や心理検査を行った。医師は被告の性格について、知的水準が高くて他人の心情を読み取る力がある一方、「家族に価値を持たず、疎外感や攻撃性があった」と指摘した。

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