発達が心配な長男と公園で遊んだ 周りの視線気にしつつ

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パパ記者の悩み

 自粛警察の「通報」に私(43)はおびえていた。

 緊急事態宣言が出ていた今春、子どもと公園で遊んでいた時のことだ。

 新型コロナウイルスの影響で、幼稚園が休園になり、夫婦共に在宅勤務になった。子どもがいると、オンラインでの取材も会議もままならない。夫婦交代で子どもを外に連れ出していた。

 5歳の長男、3歳の長女と近所の公園で遊び始めると、行政職員が現れた。

 申し訳なさそうに、こんな趣旨のことを口にした。

 「密集しないように」

 「長くいないように」

 こうしたことは何度かあった。公園の周囲を歩く人や、取り囲む民家からの視線が、私は気になった。

 未知のウイルスに対して、それぞれの人がどう考え、どう行動するかには、様々な違いがある。警戒の強い人の思いも理解できる。

 ただ、私は、子どもを屋外で遊ばせることを選んだ。

 こだわりが強く、ささいなことで怒り続ける。友達の輪に加わることが少ない。そんな長男の発達のことが、気がかりだったからだ。

新型コロナウイルスの感染拡大は、子どもたちの遊びや運動にも影響を及ぼしました。「外遊び」をキーワードに、子どもたちの今を探る連載。パパ記者の悩みは尽きません。

 鬼ごっこ、ドッジボール、長…

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