地震被害のトルコ支援、書籍売り上げ全額寄付 大槌新聞

東野真和
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 【岩手】大槌町を中心に復興情報を毎月届けている「大槌新聞」(菊池由貴子代表)は、書籍の売り上げを全額、10月末の地震で大きな被害を受けたトルコに贈る支援を始めた。今月30日まで受け付ける。

 書籍は「大槌新聞縮刷版」(第1巻、第2巻各3800円)、短歌集「小畑幸子・小畑太刀 生きた証」(1500円)など。送料は同新聞が負担する。売り上げはNPO法人「難民を助ける会」(東京)を通じ、被災地に届ける。

 エーゲ海で10月30日に発生した地震で、トルコ国内では110人以上が犠牲になっている。東日本大震災後はトルコからの支援チームが宮城県で行方不明者を捜索。NPO法人「日本トルコ文化交流会」(東京)は炊き出しをしたり、被災地の中高生をトルコに招待したりした。菊池さんは「今度は日本が『がんばれトルコ』の横断幕を掲げる番」と話す。

 問い合わせは大槌新聞社のホームページやフェイスブック、電話(0193・55・5345)、ファクス(0193・55・5351)で。東野真和

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