障害者雇用率46位の県で ホテルの取り組みを国が認定

有料記事

竹山栄太郎
[PR]

 三重交通グループでビジネスホテルを運営する三交イン(名古屋市)が、障害者雇用に積極的に取り組んでいるとして厚生労働省の新制度で認定された。愛知県初で、全国でも4例目。愛知県の民間企業の障害者雇用率は全国46位と低迷しており、愛知労働局は「ロールモデルにしてほしい」と期待する。

 「1、2、3、4、5」

 名古屋市内の三交インのホテルで、20代の女性従業員が数を数えながら、カバーを外した枕に除菌スプレーをかけていた。新しい枕カバーを手早くかける。

 女性は知的障害があり、2年前からこのホテルで働く。丁寧な仕事ぶりは「彼女がカバーを換えた枕は、安心してお客さまに提供できる」と、村田陽子社長のお墨付きを得る。毎日こなす作業は、エントランスの掃除やアメニティーの補充など多岐にわたる。

ここから続き

 スプレーの回数を数えるよう…

この記事は有料記事です。残り844文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら