「ウェビナー」コロナで注目 TKPが狙う新たなニーズ

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田幸香純
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 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京)はセミナーなどのウェブ配信をしたい企業向けのサービスを強化する。東京、大阪、名古屋、福岡など全国15カ所150室で、通信回線やカメラなど設備を整えて人材をそろえる。新型コロナウイルスが広がる中、人との接触を避けられるとあって高まるウェブ配信のニーズを取り込む考えだ。

 JR博多駅から徒歩2分のビルに、TKPが持つ大小計8室の貸会議室では、通信回線数を8倍に増やすほか、撮影用カメラや音響設備を新たに導入した。全室で同時にウェブ配信ができるように機能を強化して今月下旬から運用を始めるという。

 同様に都市部を中心に全国の会議室で機能を強化する。投資額は約3億円。九州では今後、熊本や鹿児島などでも投資を検討していくという。企業向けにウェブ配信の体験会を開いて、PRもしていくという。

 ウェブとセミナーを組み合わせた「ウェビナー」という造語もあり、広がりつつある。すでに活用している企業は製造業や小売業など幅広く、会議室をスタジオとして使って配信する企業のほか、会議室を使った対面とウェブ配信を組み合わせたセミナーや研修に取り組む企業もあるという。

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