子より先に死ねない…障害ある子と親の「普通」を映画に

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松下秀雄
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映画「普通に死ぬ」を撮った、貞末麻哉子さん(62)

 障がいや病などに向き合うドキュメンタリー映画を撮ってきた貞末麻哉子さん(62)の最新作は、「普通に死ぬ~いのちの自立~」というタイトル。前作とあわせて13年に及ぶ撮影の中で、貞末さんが感じた「普通」とは……。

 重い障がいがある子どもも、その親も、地域で人とかかわりあいながら「普通」に生き、死ぬ。そんな試みを追ったドキュメンタリー映画「普通に死ぬ~いのちの自立~」が公開中だ。

 2011年公開の「普通に生きる」では、医療的ケアが必要な子どもも地域で暮らせるよう、親たちが静岡県に設けた通所施設の5年間を追った。「普通に死ぬ」はその後8年の記録で、子を支えてきた親が病に倒れた後の、家族や支援者の葛藤と模索を描いた。

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 東京都出身。19歳の時から…

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