元大関・琴奨菊が引退会見 もう一度戦いたかった相手

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 大相撲の元大関・琴奨菊(36、本名・菊次一弘、佐渡ケ嶽部屋)が15日、現役引退の記者会見をオンライン上で開いた。主なやりとりは次の通り。

 「私、琴奨菊は現役を引退し、年寄・秀ノ山として後進の指導にあたります。現役中は、応援ありがとうございました」

 ――引退はどういう経緯で決断したか

 「なんとか頑張って土俵を務めて、応援してくれる方に結果を出そうと思ってやりましたが、体が言うことをきかず、終わりかなと思って決断しました」

 ――最後の相撲は(6日目の)千代ノ皇戦。(取組に臨む直前に)「琴バウアー」を見せたが

 「自分のできることはすべてやって、勝っても負けてもこの一番と思っていた。たくさんの方々に応援していただいたので、感謝の気持ちが伝わると思った」

 ――勝って終わろうと考えていたのか

 「実は前日に師匠に引退のことを考えているという趣旨を伝えたんですが、師匠からは『一回ぶつかってみろ』と言われ、取組が終わり、(部屋に戻って)土俵に入り、四股を踏んで、まだ体ができるのではないかと。そういう感じだったが、朝起きてみたら、やっぱり体が言うことをきかず。国技館に向かう車のなかで、『最後にします』という言葉を師匠に伝えました」

 ――最後の相撲が終わったときの思いは

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 「なんともいえないですけど…

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