「あいにくの事故」で済まされない スポーツの懲らしめ

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編集委員・中小路徹
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 そのニュースに、「やっと扉が開いた」と全国柔道事故被害者の会の前事務局長、小林恵子さん(71)は感無量の思いを隠さない。「学校の柔道場で柔道着を着て柔道技を使い、傷害罪で起訴されたのは初めてのはずです」

 兵庫県宝塚市立中学の柔道部顧問の教諭が、2日に神戸地検伊丹支部から傷害罪で起訴された。9月、中学の武道場で柔道部の1年生に足払いなどの技で背骨の骨折の重傷を負わせ、別の1年生にも押さえ込んで軽傷を負わせたとされる。差し入れのアイスキャンディーを食べたことをとがめたという。

 「そっくりの事件に我が家が遭い、指導者が不起訴になったのが11年前でした」

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 横浜市立中学の柔道部員だっ…

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