豪首相が来日へ 帰国後隔離でも「日本との関係は特別」

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シドニー=小暮哲夫
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 オーストラリアのモリソン首相が17、18の両日、菅義偉首相との会談のため日本を訪れる。新型コロナウイルス対策で、モリソン氏は帰国後に首相公邸で14日間、自主隔離し、議会にもオンラインで参加しなければならない。「そこまでしてなぜ?」と尋ねる記者に「日本との関係は特別だ」と述べた。

 豪州は3月から外国人の入国を原則禁止し、帰国する自国民にも宿泊施設で14日間の隔離を義務づけている。モリソン氏は訪日後、隣国のパプアニューギニアを19日まで訪問した後に帰国するが、特例で宿泊施設に滞在する代わりに公邸での隔離となる。

 そのため、11月30日から12月10日まで開会される豪連邦議会も最初の数日は出席できず、オンラインで参加する。議会では8月から、コロナ対策で必要な場合はオンライン参加を認めている。

 モリソン氏は12日の記者会見で「国境が閉鎖しているなかでの外遊に多くの国民が驚くかもしれない」と問われると、「対日関係は経済分野だけでなく、文化や社会、戦略面で、とても特別で新首相と関係を築く重要な機会になる」と説明した。

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