心も痛めたコロナ闘病20日間 議員が考えた自分の使命

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根本晃
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 奈良県内の議員で初めて新型コロナウイルスに感染した植村佳史(よしふみ)県議(60)=自由民主党会派=が取材に応じ、20日間の闘病体験を振り返った。8月上旬に陽性と判明し、当初は軽症だったが、8日間にわたる高熱やその後の肺炎に苦しんだ。SNS上の反応や周囲の言動にも心を痛めたといい、「議員として、私のした経験を役立てたい」と語った。

     ◇

 毎日欠かさないビールを飲まずに寝たから、その日のことはよく覚えている。

 8月3日。県庁で打ち合わせを終え、事務所に戻って仕事をしようと思ったが、疲れたので自宅に帰った。念のため検温したが熱はなかった。夕飯を食べて、すぐに床に就いた。

 4日朝は37度6分の熱が出た。植村県議は奈良市保健所に相談。市内でドライブスルー検査を受けた。翌5日朝、保健所から連絡があった。

 「残念ながら陽性です」。そう伝えられ、思わず「ほんまでっか」と聞き返した。まさか自分がかかるとは。その日の午後4時までに入院してと指示されたので、大急ぎで準備した。

高熱に肺の痛み、退院したら…

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 入院後は1週間以上高熱が続…

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