先生の卵、コロナ下の学校の光 支援と育成の一石二鳥

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編集委員・氏岡真弓
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 コロナ禍で忙しさが増す学校に、現場を知りたい教員志望の学生を派遣する。そんな活動を、学生が代表を務める一般社団法人が始めた。埼玉県戸田市などと連携し、「学校支援」と「教師の卵の育成」の一石二鳥を目指す。

 この法人は「lightful」(ライトフル)。デジタルハリウッド大2年の田中あゆみさん(21)らが昨年、設立した。キャリア教育の出張授業を重ねるなかで、教員志望の学生を多忙な学校現場に派遣する試みを考えた。実際に学生を横浜市立小学校などに送り、教員支援の実証実験を始めた。

 ライトフルを戸田市に橋渡ししたのが、同市などで学童保育を運営する一般社団法人の「merry attic」(メリーアティック)だ。副代表で東京学芸大4年の石原悠太さん(23)が、学習支援をしたいと同市教委に提案したところ、戸ケ崎勤教育長から「教員志望の学生にコロナで疲弊している学校に来てほしい」と言われ、ライトフルを紹介。3者が連携して取り組むことになった。

学校・学生 両方に配慮

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 考えたのは学校、学生両方に…

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