甲子園をわかせたエースが、ついに1軍のマウンドへ。プロ野球ヤクルトのドラフト1位、最速154キロを誇る奥川恭伸(やすのぶ)投手(石川・星稜高)が10日、チームの今季最終戦となる広島戦(神宮)で先発する。
今季の奥川は2軍戦7試合に投げて1勝1敗、防御率1・83。今月に入って初めて1軍に合流した。7日の巨人戦はベンチから試合を眺め、「自分も早くあそこに立って投げたい」と話していた。1軍デビューが決まり、「わくわく感と緊張感がある。練習の成果を出せるように落ち着いて投げたい」と自分に言い聞かせていた。
高校時代は2年の春から4季連続で甲子園に出場。昨夏は150キロ超の直球を武器に準優勝の立役者となった。プロ入り後も注目を浴び続けたが、順調な道のりではなかった。
1月に右ひじの炎症を起こし、キャンプから2軍でスタート。回復に向かって8月には再び「上半身のコンディション不良」を理由にノースロー調整に入り、約2カ月間は実戦で投げられなかった。
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投げられない期間には「いら…
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