テスラは「レシピ」 トヨタ社長、ライバル心を前面

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千葉卓朗 三浦惇平
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 自動車メーカーとして時価総額世界一の座を電気自動車(EV)最大手の米テスラ社に譲ったトヨタ自動車。「負け嫌い」として知られる豊田章男社長が6日の記者会見で、「言葉を選ばずに言わせていただく」と前置きし、テスラへのライバル心を前面に出して思いを語る場面があった。

 テスラの時価総額が22兆円を超え、トヨタを抜いて自動車メーカー世界一になったのは7月1日だった。その後もテスラ株は値上がりし時価総額は40兆円を超え、日本の主要自動車メーカーの時価総額の合計をも上回った。年間販売台数はトヨタの約30分の1にすぎないテスラは、株式市場ではトヨタを大きく上回る評価を得ている。その評価を武器に巨額の資金を集め、米国だけでなくEVの本場の中国などでも攻勢をかけている。

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 トヨタは今月6日に2020年9月中間決算の記者会見をオンラインで開き、豊田社長が登壇。その場でテスラについて質問された豊田社長は5分近くをかけて思いを語った。

キッチンとシェフのたとえ

 まず、テスラを「BEV(電…

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