東京都で第3波の兆候? 冬の感染リスク、現実にじわり

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荻原千明
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 東京都内で、新型コロナウイルスの感染者が再び増え始めた。北海道などで感染が急増する中、都関係者は警戒感を強めていたが、8日までの1週間平均の感染者は1日あたり201・7人に上昇。8月29日(206・9人)以来、71日ぶりの200人超えとなった。冬場に感染リスクが高まる可能性が指摘されており、「第3波」の到来も懸念されている。

 「数が増えつつある印象。他の自治体でも増えている状況なので、より警戒すべき状況だと思っている」

 8月20日以来で最多となる294人の感染者が確認された7日、都の担当者はそう危機感を示した。

 これまで都内の感染者数は高止まりしつつも、「小康状態」にあった。春先からの「第1波」は5月下旬に収まったが、7月7日に再び1週間平均の感染者が100人を突破。8月5日には346・1人に達したが、9月以降は100人台で推移していた。

 ところが、11月に入り感染者が増加。8日までの1週間の感染者は1412人に上り、2週間前と比べて33%増えた。北海道や東北などでの感染拡大を受け、都庁内でも感染拡大の懸念が出ていたが、不安が現実になった形だ。

 冬場に向けた感染リスクの高まりも懸念される。

 国立国際医療研究センターの…

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