ハエの力で地球を救う 30歳CEOの覚悟と子育て

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 ハエで地球を救う。一風変わったビジョンを掲げる昆虫テクノロジー企業、ムスカの注目度が急上昇している。率いるのは30歳のシングルマザー、流郷(りゅうごう)綾乃さん。虫嫌いだった彼女はなぜ、ハエに情熱を注ぐのか。

 りゅうごう・あやの 1990年、兵庫県生まれ。アロマテラピスト、OA機器の販売代理店の営業職、ベンチャー企業の広報を経て、フリーランスの広報として独立。2017年11月、クライアントだったムスカの執行役員に就任。18年7月から代表取締役暫定CEO(最高経営責任者)、19年4月から代表取締役CEO。21歳と23歳で出産し、小学生2人を育てるシングルマザー。

 ムスカはイエバエを活用した独自のリサイクル技術で、食糧危機や環境汚染、温暖化といった世界的な課題を解決するという壮大なビジョンを掲げる。社名はイエバエの学名「ムスカ・ドメスティカ」から付けた。

 ハエを使った技術って、いったいどんなものなんですか?

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 「家畜の糞尿(ふんにょう)…

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