モーリシャスの流出油、来年1月に「除去」 船会社説明

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 インド洋の島国モーリシャスの沖合で7月に大型貨物船が座礁し、燃料油が漏れ出た事故で、船を所有する長鋪(ながしき)汽船(岡山県)は5日、油の除去が来年1月にほぼ完了するとの見通しを発表した。海面に浮いた油の回収はほぼ終え、現在は沿岸約30キロにわたって流れついた油を取り除いているという。

 事故では船内にあった燃料油約4千トンのうち約1千トンが流出した。モーリシャス当局とも協議し、除去完了のめどがたったという。どこまで油を取り除けば完了といえるのか、同社は具体的な基準を示していないが、広報代理は「目に見える部分の油はすべて取り除くのが原則」と説明している。

 また長鋪汽船は同日、座礁後に折れて現場海域に残る船体後部の撤去作業を12月下旬から始め、来春に終える予定だと明らかにした。船体の前部は、すでに沖に運ばれ海中に沈められている。

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