収入が減っても学ばせたい 無料塾の進化が親子を救う

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松原央 田渕紫織
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 コロナ禍の中、子どもたちの学習支援で注目されているのが「無料塾」です。経済格差による学びの差を埋めようと始まりましたが、コロナの影響で収入が減った親にとっては救いの存在になりました。いま、無料塾は進化しています。東京都内の現場を訪ねました。

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 「コロナ 子ども 対策」

 練馬区に住む大関芽生子さん(41)は春先、何度もツイッター上で検索した。

 男児3人の母親。長引く休校で困り果てていた上、自宅で整体教室を開く自分も、宿泊施設の建築を手がける職人の夫もコロナの影響で仕事が減った。収入は2割減ったのにステイホームで食費は急増し、子どもたちを塾や習い事に通わせる余裕はなかった。

 検索で見つけたのが、全国の被災地で無料の放課後教室を運営してきたNPO「カタリバ」による無料のオンライン学習支援だった。申し込むと無料でパソコンが届いた。

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 まずは、Zoom上で他の小…

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