ウニタ書店、硬派に50年 流行作家やコミックに頼らず

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佐藤雄二
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 哲学や歴史など人文科学系や社会科学系の書籍を手厚くそろえた「硬派」の本屋として歩んで半世紀。51年目を迎えた名古屋市千種区の「ウニタ書店」が今も健闘している。

 書店は日米安保条約改定やベトナム戦争を巡って学生運動が盛り上がっていた1969年に産声を上げた。学生たちに根強く支持されていた東京・神田の「ウニタ書舗」から名前を拝借した。

 店舗は千種区の今池交差点近くのビルの一角に確保した「5坪」で始まり、まもなく「30坪」に拡張。「あさま山荘事件」に代表される連合赤軍事件をきっかけに、共産主義や革命を論じる思想書の売り上げは伸び悩んだが、店側は、流行作家の小説や雑誌・コミックに頼らずに踏ん張ってきた。

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