共和党のドナルド・トランプ米大統領(74)と民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が争う米大統領選は3日、投票が始まった。即日開票されるが、郵便投票の急増から一部の州では開票作業が遅れる見通しで、両者が競り合う展開となれば、勝者判明まで時間がかかる可能性もある。

 今回の大統領選は、トランプ氏の信任投票の性格が強く、1期目の路線がさらに4年間続くかどうかが問われる。再選を目指す現職大統領が敗れれば、1992年のブッシュ元大統領(父)以来となる。

 最大の争点は、新型コロナウイルスをめぐるトランプ氏の対応だ。トランプ氏は「状況は良くなっている」と主張しているが、米国では感染者数900万人超、死者23万人超という世界最悪の被害が出ており、バイデン氏は「大統領としての責任を果たしていない」と激しく批判している。黒人差別への抗議デモの対応や、トランプ氏が掲げる「米国第一」の方針の是非も、争われている。

 有権者の関心は高く、郵便投票…

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