【朝日新聞ポッドキャスト】 なぜ大阪都構想は否決された
大阪都構想の是非を問う住民投票が反対多数となることが確実となった2日未明、大阪市内のホテル。大阪維新の会代表の松井一郎市長は、代表代行の吉村洋文・大阪府知事ら党幹部を前に代表職を譲る考えを示した。「年寄りは去るけど、吉村は残らんと責任を取ることにはならない。維新は吉村に託したい」
1カ月前の世論調査では、都構想に「賛成」が多数でした。逆転はなぜ起きたのか、羽根和人・大阪社会部長が読み解きます。ポイントは「維新の浸透ゆえの弱点」と、「よみがえった大阪の自信」です。
その直前の記者会見では2023年4月の任期満了で政界を引退すると表明していた。松井氏は月内に代表を辞任する意向を周辺に伝えた。日本維新の会の代表は当面続ける方針だ。
吉村氏は新型コロナウイルスへの対応などが評価され、10月の朝日新聞の世論調査での支持率は68%。吉村氏の人気を警戒する自民党は、テレビなどの討論会に「吉村氏と一緒なら出ない」と条件を付けた。代わりに松井氏が連日のように出演した。
弁護士だった吉村氏が政界入…
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