英も再ロックダウンへ 前回よりは緩め、学校は閉鎖せず

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ロンドン=下司佳代子
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 英国のジョンソン首相は10月31日、イングランド全体で商店の閉鎖や外出制限を伴う「ロックダウン」(都市封鎖)に踏み切る考えを明らかにした。英国ではこの日、感染者数が100万人を超えた。感染拡大の流れを断ち切るため4週間に区切って実施し、クリスマスまでには緩和したい考えだ。

 ロックダウンの期間は11月5日から12月2日まで。春とは異なり、学校や大学は閉鎖しない。パブなどの飲食店は持ち帰りのみ営業を認める。生活必需品以外を扱う小売店や娯楽施設は閉鎖する。人々は、食品の買い物や、職場に行く必要がある仕事の出勤、運動などをのぞいて自宅にいることを求められる。運動などで同居人以外に会うことは、屋外で1人だけに限って認める。

 ジョンソン氏は記者会見で「いま行動しなければ、1日に数千人の死者が出るかもしれない」と警鐘を鳴らした上で、「今年のクリスマスはおそらく例年とは全く違うものになるが、いま厳しい行動に出て、家族が一緒に過ごせるようにしたい」などと語った。最後に、「3、4月のロックダウンより厳しくないが、メッセージは当時と同じだ。家にいて、医療を守り、命を救おう」と呼びかけた。

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