相場回復で株取引活発に 証券大手3社中間期、業績堅調

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吉田拓史
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 大手証券3社の2020年9月中間決算は、野村ホールディングス(HD)とSMBC日興証券が増益、大和証券グループ本社が減益だった。国内外の大型の資金調達を引き受け、各社とも法人営業が好調だった。コロナ・ショックからの相場回復で株取引が活発になり、業績に寄与した。

 野村HDの純利益は前年同期比8%増の2101億円。02年3月期に米国会計基準にして以来、上半期としては過去最高になった。米国での債券や株式デリバティブ金融派生商品)の取引が好調だったほか、企業の大型資金調達を国内外で多数引き受け、法人営業の税前利益は前年同期の3・9倍だった。昨年実施した事業の見直しが奏功しているとし、北村巧財務統括責任者は「競争力のある分野に絞り込んだ結果、高い収益レベルを維持できている」と語った。

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 SMBC日興の純利益は前年…

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