稲垣吾郎さん、舞台ならではのにおいを求めて

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聞き手・伊藤綾
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 今年はベートーベンの生誕250年。

 僕は12月から、舞台「No.9―不滅の旋律―」で、ベートーベンを演じます。今回で3度目の公演です。舞台は、毎日稽古場に集まって、公演日数よりも長い時間をかけて完成させていくものだから、1回だけではもったいない。「必ず再演したい」が合言葉なんですけど、再々演まで続けることができて本当にうれしいです。

 舞台って生き物だから、同じものは何ひとつない。同じようにやり続けることがお芝居に対するエチケットでもあると思うので、特に新しさを意識してやるということはないんですが、やっぱり時間とともに変わっていく。2年ぶりの公演で、スタッフ・キャスト全員がそれぞれ違うことを経験して集まるから、新しいベートーベンをお伝えできるのかなと思います。

稲垣さんとベートーベン

記事後半では、演じるベートーベンへの思いや、舞台を通じて知ったクラシック音楽の楽しみ方について語ってくれました。写真とともにお伝えします。

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