危機の後手に回る世界 藤原帰一さん、大学が政策提言を

【動画】藤原帰一さんの特別共催者あいさつ
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 新型コロナウイルスの影響で、10月11~15日にオンラインで開催された国際シンポジウム「朝日地球会議2020」(朝日新聞社主催)。コロナ危機と文化や循環型経済などについて討論した様子を、アーカイブ動画とともにお届けします。

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 現在の世界には新型コロナウイルスの流行や地球温暖化経済危機、戦争といった危機があります。私たちはこうした危機に対し、問題が起きてから追いかけて対応していくという危機管理をしてきました。

 例えば、パンデミックの問題は以前から専門家が指摘していました。だが、それが政策にならなかった。そして、危機が現実のものになってから、追いかけて対応しているわけです。だが、こうしたやり方は限界があります。

 では、どうすればいいのでしょうか。

 未来から現在にさかのぼっていく、現在の技術で何ができるか考え、それを政策として実現するという方法があります。大学は世界の課題について、情報だけでなく、何ができるのかという選択を提供していきます。地球環境以外にも研究も進め、成果を届けるべく政策提言をしています。

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