苦境のラジオ業界、3年連続減収 コロナで魅力再認識も

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箱谷真司
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 全国のラジオ局の売上高合計が2019年度まで3年連続で減ったことが、帝国データバンクの初の調査でわかった。新型コロナウイルスの影響でテレワークが広がり、ラジオの魅力は再認識されている。一方で、広告費減少などで経営は厳しい状態が続いている。

 調査対象は、15年度から5年間の売上高がわかった231社。売上高合計は16年度の1200億7千万円から、17年度1177億1600万円、18年度1163億6400万円、19年度は1136億3千万円と3年連続で減っている。19年度の売上高を前年と比べると、「横ばい」だった会社が5割を占め、「減収」が3割、増収が2割だった。

 売上高規模でみると、全体の66%の153社が1億円未満で、小規模な放送局が大半を占める。地域別では関東が全体の16%の38社で、東北と近畿がそれぞれ13%ずつの各30社だった。

 売上高トップは、「オールナ…

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