死亡女性の家族、通話記録を持参 県警「危険及ばない」

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 福岡県太宰府市の女性暴行死事件で、佐賀県警が事件前、女性の家族から8回にわたり相談を受けていたことを明らかにした。女性の家族は「身の危険について再三相談したのに動いてくれなかった」と県警の対応を問題視。県警は事件性を認識していながら「女性に危険が及ぶ内容ではない」と判断したという。

 佐賀県警が28日、報道陣に対し、これまでの調査結果を明らかにした。

 事件は昨年10月20日、太宰府市の駐車場の車内から、太宰府市の無職高畑(こうはた)瑠美さん(当時36)の遺体が見つかり発覚。福岡県警は、高畑さんと同居していた無職山本美幸被告(41)と無職岸颯(つばさ)被告(25)、山本被告の知人でトラック運転手の田中政樹被告(47)を死体遺棄容疑などで逮捕した。調べで、山本被告らは木刀で高畑さんを殴るなどして抵抗できない心理状態に追い込み、親族に数百万円を無心させていたことや、暴力団組員を名乗る田中被告が高畑さん家族を脅していたことも判明した。

 佐賀県警の説明によると、高畑さんの家族から昨年7月中旬~9月下旬の計8回、鳥栖署に相談があり、複数回「問い合わせ」を受けたことを認めた。

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 6回目までの相談は「家族間…

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