がん手術その後を穏やかに描く「さよならしきゅう そのあと」岡田有希

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漫画偏愛主義

 子宮頸(けい)がんの発見から手術までを描いたエッセー漫画「さよならしきゅう」を当コラムで紹介したのが2017年10月。手術当時33歳だった作者が、その後の7年をつづったのが本作だ。リンパ浮腫、排尿障害・・・手術して終わりとはならない術後の生活の困難を、読みやすいよう軽いタッチで描いている。

 作者は子宮頸がんのために子宮と卵巣を全摘。薬といえば女性ホルモンを補う「エストラジオール」の貼り薬を2日に1回貼るだけで、生理から解放された日々を送っていた。「生理痛もない!! 白いスカートを穿(は)けない日もない!!」。とても前向きだ。今後妊娠は望めないので、娘が一人っ子になるが、親族から第2子のプレッシャーをかけられることがない!と、こちらも前向きだ。

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 そうはいっても、子宮と二つ…

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