「魔女宅」世界はイチゴ色 角野栄子文学館、東京で計画

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塩入彩
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 イチゴ色に染まった街並みと猫型のオブジェが、プロジェクションマッピングで彩られる――。ジブリ映画「魔女の宅急便」の原作の世界観を再現する施設が、東京都江戸川区に登場する。四季折々の花が咲く区内の公園に3階建ての文学館を作る計画で、区は3年後の完成をめざす。

 原作「魔女の宅急便」の作者は、国際アンデルセン賞・作家賞を受賞した児童文学作家の角野栄子さん(85)だ。幼少期から23歳まで区内で暮らしたことが縁で、なぎさ公園展望の丘(同区南葛西7丁目)に「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」が建設されることになった。設計は建築家の隈研吾さん(66)の事務所。江戸川区が27日、基本設計を発表した。

 館内には、魔女の宅急便の舞台となったコリコの街を再現。角野さんのテーマカラーであるイチゴ色に染める。中央には撮影スポットにもなる大きな猫型のオブジェを設け、街の背景はプロジェクションマッピングで多彩に演出する。

 このほか、座ったり寝転んだりしながら角野さんの全作品を読むことができる読書サロンや、角野さんのアトリエをイメージした展示室も設けられる。

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 外装は、周囲の緑や館内のイ…

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