保育園、運営会社が突然の閉園手続き 職員ら撤回求める

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今泉奏
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 千葉県印西市の小規模認可保育園で、運営会社が突然10月末での閉園手続きを始め、園の職員や保護者らが撤回を求めている。職員らはこれまで保育環境の是正を要求してきたが、改善されなかった。保育士らは27日、県庁で記者会見し「保護者や子どもたちのことを考えてほしい」と訴えている。

 保育園はNCMA(東京都新宿区)が運営する「にこにこルーム原山」(定員9)。1~2歳児が昨年度は8人通園していたが、転園もあり現在3人になっている。保護者が閉園を知らせる手紙を受け取ったのは18日。会見では「憤りを感じます。急な閉園で預かってもらえないと本当に困る」という保護者の声が紹介された。

 園の職員はこれまで労働組合「総合サポートユニオン」と、壊れたベッドやおもちゃの買い替え、未払い賃金の支払いなどを同社に訴えていた。市も8、10月の2回、文書で指導した。

 会見した女性職員は「子どもの安心安全の環境のために訴えてきた。会社の言動は許せない」と話す。同社は職員に都内の保育園への11月1日付の異動を通知している。だが、職員らは1日以降も自主的に保育を続けるという。

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 小規模認可保育園の休園は…

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