藤井二冠、王将挑戦の可能性が消える リーグ戦で3連敗

村瀬信也
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 将棋の藤井聡太二冠(18)は26日、第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ戦で永瀬拓矢王座(28)と対戦し、164手で敗れた。リーグ成績は0勝3敗となり、今期の挑戦権獲得の可能性がなくなった。

 両者は今年、棋聖戦王位戦の挑戦者決定戦で顔を合わせ、いずれも藤井二冠が勝っている。今回は、永瀬王座が普段は採用しない「四間飛車(しけんびしゃ)」を採用。藤井二冠が攻めたが、的確な受けを見せた永瀬王座が終盤で突き放した。

 3勝0敗とした永瀬王座は「終始、難しかった。引き続き頑張りたい」、藤井二冠は「途中から駒損になって、苦しそうだと思っていた。(リーグ)残留を目指して最後まで全力を尽くしたい」と話した。

 藤井二冠は昨年、王将戦で挑戦権獲得まであと1勝と迫ったが、今年のリーグは白星をつかめない状況が続いている。村瀬信也

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